虫歯治療
定期的な検診と
生活習慣の改善で
虫歯を予防しましょう
日本人にとって”虫歯”というものは非常にポピュラーなものだと思います。悪魔のような格好をした可愛らしいバイ菌が、スコップのようなもので歯を削っているというようなアニメをご覧になったことがある方は多いと思います。
にもかかわらず、日本人の虫歯に対する意識というのは、残念ながら非常に低いと言わざるをえません。
日頃から虫歯にならないように丁寧なブラッシングをして、歯医者に定期検診に行くというような方は少ないでしょうし、歯が痛むという症状が出ているにもかかわらず、そのまま特別な処置をすることなく放置している方もいらっしゃると思います。
そんな方には、なるべく早くその意識を変えて頂きたいと思います。
というのも、虫歯を放っておくと、最悪の場合抜かなくてはいけなくなるからです。
上の図をご覧になってください。
このグラフを見て驚かれる方もいらっしゃると思います。虫歯は歯が抜けてしまった原因のとして、堂々の第2位、割合で言えば3割に達しているのです。
虫歯とは「虫歯になっちゃったけど、ちょっと削ってもらって詰め物すればなんとかなるでしょ」とはいかない病気なのです。抜歯ということを引き起こしかねない病気なのです。
歯が痛むけど放置していたという方、また、今は痛まないけども、それほど日頃のケアに気を使っていないという方、是非ともその意識を変えて頂ければと思います。
虫歯の原因
毎回の食事の度に私たちの歯は溶けています
虫歯になってしまうには、いくつか条件があります。
まず、歯があること。そして、食物を食べた後に、その歯に歯垢(虫歯菌などの塊)が付着すること。さらに、そこへ“ショ糖”に代表される糖分が入ること。この条件が整うと、歯垢の中の菌が糖を取り込み、酸を発生させます。この酸が歯を溶かしてしまいます。
この説明を聞くと、ものを食べたら歯が溶けてしまうの?と驚かれる方もいらっしゃると思いますが、まさにその通りなのです。毎回の食事で私たちの歯は溶けています。
しかし、それでも歯が無くなってしまわないのは、溶けた後に歯が修復されるからです。そのキーポイントは唾液です。唾液の中にはカルシウムなどが含まれています。食後に唾液が分泌されると、歯の溶けてしまった部分に入り込み、歯を元の状態に戻してくれるのです。
通常であれば、歯とはこうしたメカニズムで正常に保たれているのですが、そこへ不規則な食生活や歯ミガキを怠るなど様々な負の要因が入ってくると、歯の修復が追いつかなくなり、結果虫歯になってしまうのです。
虫歯の治療方法
まずはご自身の虫歯の進行状態を確認してください
虫歯の治療方法は、その進行具合によって変わってきます。ご自身の虫歯の状態をちゃんと把握し、適切な処置を受けることが大切です。