2024-04-10
当院では最新のレーザーによる歯周病治療をおこなっております。
歯周病レーザー治療の成果はとても良く、今までに治療が困難であったケースでも対応できるようになりました。
そんな大活躍のレーザーですが、東北大学の研究者チームが歯内治療(根管治療)でもレーザーを使った治療法というのを発表しました。
レーザーを照射を応用することによって歯の内部のバイオフィルム(細菌のかたまり)を破壊するというものですが、治療成果がとても良いとのことです。
歯を保存するために歯内治療はとっても大事な治療なのですが、実は日本ではその治療の再発率の高さが問題視されており、年間1000万本以上の歯が再治療を余儀なくされています。
そのため、根管治療を受けたとしても、「長期にわたって痛みが持続する」、「何度も再治療が繰り返される」、「抜歯のみが治療の選択肢となる」ということが多く起こってきました。
今回の新しい治療法ではそういったケースにでも対応でき、なおかつ治療の技術的難易度を低くすることができるとのことです。
日々の臨床に活かせるように、しっかりと情報を得ていきたいと思います。